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投資信託に投資をする上で最大のネックは「手数料」

投資信託は仕組みとしては非常に優れています。ところが、投資信託を利用する上で一番の問題点というかハードルになっている部分があります。それは「手数料」の存在です。日本の投資信託は世界と比較しても非常に高コスト体質となっています。

 

それは「日本の投資信託は世界で三流?」などで指摘されている点から考えても明らかです。最近では手数料が安いファンドも出てきていますが、全体では手数料は割高です。このことが、日本における投資信託の普及を妨げている最大の理由だと思います。


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投資信託の手数料体系の基本的なしくみ

まず、投資信託の手数料は大きく3つあります。

 

  1. 販売手数料:投信を買う時にかかる手数料。
  2. 信託報酬:運用経費のこと。ファンドの純資産から自動的に天引きされます。
  3. 信託財産留保額:ファンドを解約する時にかかる手数料。

このうち、特に「販売手数料」と「信託報酬」は投資信託に投資をするにあたってパフォーマンスにも大きな影響を与えることになりますのでしっかりと把握しておく必要があります。

 

販売手数料

投資信託を買う時にかかる手数料です。
投資信託ごとに上限は決められていますが、実際に販売する証券会社や銀行によって手数料は変えていいことになっています。ですが、証券会社や銀行窓口などでは「上限手数料」を設定していることがほとんどです。おおよそ1~4%程度の手数料が設定されることが多いです。

 

その一方でネット証券などでは、投資信託の販売時に手数料を取らないようにするという流れが出てきています。販売手数料が無料の投信を「ノーロード投資信託」と言いますが、対面証券では手数料が3%近くかかるものが、ネット証券だと0%(無料)というファンドもあります。3%というと100万円の投資で3万円と非常に大きなコストです。

 

信託報酬

これは投資信託を運用する上でかかる経費です。売買手数料を始めとしてファンドマネージャーに対する報酬、運用会社に支払う諸経費などの金額となります。この手数料は純資産から毎日天引きされるかたちになっていて投資家には分かりにくいコストですが、常時発生する手数料ですので、その高さはは中長期投資をするほどに大きくなってしまいます。

 

これは投資信託ごとによってその割合が異なります。一般的にはアクティブファンドと呼ばれる積極的に売買をするファンドの方が高くなります。日本の投資信託は世界的にみてもこの信託報酬が高いと言われています。

 

2013年に投資信託の評価会社であるモーニングスターが行った投資信託の投資環境による調査では、日本の投資信託の投資環境はC評価。調査対象である24カ国において下から4番目の21位という散々な結果でした。

 

その原因の一つが「信託報酬が高すぎる」という点です。日本の信託報酬の平均は債券型ファンドで1.39%。他国は0.6%~0.8%という水準だということを考えても明確に高いです。
投資の手数料には徹底的にこだわるべき」でも書いている通り、投資における手数料というものは運用効率にダイレクトに影響する

 

じゃあ、投資信託に投資をするのはダメなのか?

最近では、手数料の安いファンドも出てきました。ネット証券専用ファンド「eMaxisシリーズ」や「SMTインデックスシリーズ」のように販売手数料は原則無料で、信託報酬も低いというインデックスタイプのファンドも出てきています。

 

このように投資価値の高い投資信託もあります。

 

その一方で、買うべきではない手数料が高いだけのファンドというものもたくさんあります。
そのような投資信託を買わないことというのが、投資信託を購入する時に一番大切なことになりそうです。たとえば、今でも一番人気の投資信託は「毎月分配型」と呼ばれるタイプのファンドです。

 

しかしながら、このようなファンドは「毎月分配型の投資信託に利用価値はない」でも説明しますが非効率であるだけでなく、運用コストも高めに設定されていることが多い悪いファンドが多いです。

 

ちょっとした偏見も入っているかもしれないといういことを念頭に置いてください。
最初に書いた 「eMaxisシリーズ」や「SMTインデックスシリーズ」といったような手数料が安いファンドというものは、投資家にとってはうれしいですが、それを販売する販売会社(銀行・証券会社)にとっては利益率が低い商品ということになってしまいます。

 

実際に、銀行の窓口などで販売される投資信託の多くはいまだに「販売手数料も高く、信託報酬も高いファンド」が多いのが現状です。

 

このような点から「投資信託を買うならネット証券で買うしかない」でも書いていますが、投資信託を買う場合もネット証券がお勧めです。

 

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